プラスチックな思考のはやにえ

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英会話教室、通ってみた

この記事の概要

1か月ほど前から英会話教室に通い始めたのでどんな感じか書いてく。

 

通い始めたきっかけ

英語を勉強するモチベが欲しい。というのが理由

楽器を持ってないのに読譜やコードのお勉強をしたり、口座にお金がないのに株の勉強をする人はいないだろう。話す必要のある場がないと英語の勉強なんてやる気が起きないのが自然だ。

というわけで無理矢理英語で話す環境を作るため、いっぱい聞けていっぱい喋れるでおなじみの某英会話スクール(以下N)に入会した。

会費は週1コースで月1万ほど。高いと思うかはあなた次第。

1か月ほど通った感想

結論から言うと「インプットの量は物足りないけどアウトプットの練習にはなる」と感じた。

 

授業で習う内容は正直密度が薄いというか、ぬるい。

(最初は中級くらいのコースから始まるので、レベルが上がれば変わる可能性がある)

グラマーやボギャブラリーの知識は高校生レベル以上のものは習わないし求められない。(というか、割と高校生来てたりする。JKと合法的に話せる貴重な機会ですよ。)

何より、単に語彙や構文の知識を増やしたいなら、わざわざ授業の時間50分丸々使うよりテキストだけ買って繰り返し読むなり単語帳に書き写してスキマ時間で反芻するほうがよっぽど時間効率がいい。

リスニング力を鍛えるにしても、講師の人は素人でも聞き取れるようにめっちゃゆっくり喋ってくれるので、TOEICの対策とかになるかは微妙な所。

どこかで読んだけど「英会話スクールの講師は、英語教師をやってるというよりカスタマーサービス業だ」って揶揄もあるしね。

 

と、まあこのように英会話スクールは知識のインプットの方法としてはあまり効率的ではない。ただ、会話に必要である知識のアウトプットの練習にはなかなかいいんじゃないだろうかと思う。

英語の知識をひきだしに例えるなら、スムーズな会話のためには引き出しの量を増やすだけでなく、とっさに必要な引き出しを開けられるよう訓練しておく必要がある。

例えば、「drawer」の意味は知ってても「ガキ使では毎回引き出しの中にネタが仕込んである」みたいな文章を言うときに咄嗟に引き出しに相当する英単語が出てこない、みたいな状況はあるあるではないだろうか。

持ってる知識を素早く引っ張り出す。あるいはすぐ思いつく他の表現に言い換える(前の例だとラックとかアンダーザデスクに言い換えるとか)のをスムーズにするには結局実際に英語で話すしかなく、そういう意味では英会話スクールは有用なのではないだろうか。会話に詰まったら講師にその場で質問すればいい感じのイディオム教えてくれるし、向こうも慣れてるしね。

 

 

英語力よりコミュ力の不足が深刻

Nは50分一コマの授業で、前半20分くらいは近況とか趣味とか今週の予定とかを適当に話すフリートークの時間なことが多い。

 

ここで問題です。あなたは(日本語で)ほぼ初対面の人と20分会話を繋げられますか?

できて当然だろとか言ってはいけない。コミュ障にとってはそれなりにMPを使うタスクなのだ

 

そもそも日本語でできないことは英語でもできないわけで、英語力と同じくらい素のコミュ力が求められる。

悪い例

講師「休みの日は何してますか?」

ぼく「WoT」

講師「今日のこの後の予定は?」

ぼく「WoT」

講師「どんなゲームなの?」

ぼく「空から降るうんちに耐えながら自由を奪った状態で敵を殴るゲーム」

講師「面白い?」

ぼく「楽しいけど毎日しんどい、間違っても知り合いには勧めたくない」

 

いくら流暢に喋ろうが会話として0点なのがお分かりいただけるだろうか。

(もちろん本当にこんな酷い会話をすることはない)

 

会話とはキャッチボールなのだからちゃんと相手の胸元に届く球を投げましょう。

 

英会話教室に通うようになってから、共通の話題を作るためにちゃんとニュースをチェックしたりドラマとか映画観るようになったり趣味やネタになる体験を増やすようにした。

正直こっちのほうが自分にとって有益な気がしないでもない。

 

最後に

長くなってしまったが

「職場のお昼休みに同僚の外人スタッフと世間話できるようになりたい」

「ネットゲームで英語でコミュニケーション取ったり、海外のプロの配信観れるようにたい」

「海外旅行で最低限のコミュニケーション取れるようになりたい」

程度のカジュアルな目標なら割といいんじゃないだろうか?

それ以上、例えばガチガチのビジネス英語喋るとか添削無しに英語論文書くとかだともっと別の勉強が必要かもしれない。